お葬式で読まれるお経の種類

通夜、お葬式で読まれるお経はそれぞれ宗派によって異なります。仏教の各宗派が重要としている経典、つまり教えの根本となるものが基になっていて、非常に大切なものです。宗派による違いはこの経典にも強く表れており、通夜やお葬式で読まれるお経も宗派により全く違います。日本の仏教では7つの宗派が代表的なものとされていますが、やはりそれぞれに違いがあるのです。天台宗は阿弥陀経などの4種類くらいのお経を読みます。お葬式においては、阿弥陀経、法華経が主軸となります。真言宗は印を結ぶ、真言を唱える等特徴的な宗派で、お葬式においては、般若心経、理趣経などが主軸です。

お葬式中、太鼓などを打ち鳴らすことが特徴的な臨済宗は、般若心経、妙法蓮華経、大悲心陀羅尼などを読み上げます。臨済宗と同様の禅宗である曹洞宗も太鼓を打ち鳴らすお葬式が特徴的です。お葬式では和語からなるお経を中心として読まれることが多いです。

このほかに浄土宗は阿弥陀経、無量寿経、浄土真宗は阿弥陀経と無量寿経に正信偈を読み上げ、日蓮宗は木鉦と呼ばれる打楽器を利用して法華経、妙法蓮華経を読みます。このようにお葬式で読まれるお経は宗派によってかなりの違いがあるのです。焼香や数珠なども宗派によって違うことがあるため、理解しておくと安心です。